ロナ禍で実質無利子・無担保で借入する「民間ゼロゼロ融資」を受けた事業者も多いことと思います。
その返済が始まるのが令和5年度ですが、返済が困難な事業者も多いのではないでしょうか?

中小企業庁は、返済負担軽減のための信用保証制度「コロナ借換保証」を令和5年1月より開始しました。

主なポイントは以下の2点です。
①補助前は0.85%などの保証料(事業者負担)が0.2%などに引き下がる
②100%保証の融資は100%保証での借換が可能になる

一定の要件を満たした場合、金融機関との対話を通じて「経営行動計画書」を作成した上で、金融機関による継続的な伴走支援を受けることを条件に、借入時の信用保証料を大幅に引き下げてもらえる制度です。

保証限度額は民間ゼロゼロ融資の上限額6000万円を上回る1億円。
保証期間は10年以内(据置期間は5年以内)。売り上げまたは利益率が5%以上減少したことなどが要件となります。

民間ゼロゼロ融資の返済開始時期は2023年7月~24年4月に集中する見込みですが、民間ゼロゼロ融資からの借り換えに加え、他の保証付融資からの借り換えや、事業再構築などの前向き投資に必要な新たな資金需要にも対応する新しい保証制度が創設されました。制度概要は下図の通りです。

本制度の利用に関しては、金融機関または最寄りの信用保証協会にお問いあわせしましょう。

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